先日、かかりつけの医院にて帯状疱疹ワクチンを接種してきました。近年は帯状疱疹を発症する人が増加傾向にあります。令和6年4月1日より宗像市では独自に帯状疱疹予防接種費用の一部助成を開始しています。50歳以上の方が対象となります。私の身近な方でも帯状疱疹にかかってしまった方が複数いらっしゃいます。とてもつらい病気ですのでワクチンで予防することは大事であると思います。
宗像市議会では令和5年第1回定例会にて「意見書案第1号 帯状疱疹ワクチンへの助成並びに定期接種化を求める意見書の提出について」が全員賛成で可決され、意見書を国(厚生労働大臣、財務大臣)へ提出しています。
この帯状疱疹ワクチンについては公明党の岡本陽子議員が令和4年第3回定例会、令和5年第4回定例会の一般質問でとりあげられています。宗像市議会では様々な経験、経歴を持つ議員がおり、医療福祉分野に関しては岡本議員がその経験、知識ならではの質問をされています。宗像市議会では一般質問に熱心に取り組んでおり、そのすべてを議場で共有している議員にとっても非常に勉強になる場であると思います。その分、新人の議員にとってはものすごいプレッシャーではありますが…。
令和6年6月20日、厚生労働省 厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会)で国立感染症研究所のワクチンの分析結果、生ワクチンと不活化ワクチンの有効性や安全性が確認されました。今後、定期接種に含める方針が了承されました。定期接種が実現すれば、費用の全額、または一部が公費負担となります。
すでに宗像市では独自に一部助成を開始していますので、対象の方はぜひご活用していただければと思います。
本市独自で50歳以上の市民へ予防接種費用の一部助成開始 より引用
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、子どもの頃にかかった水ぼうそうの原因である「水痘・帯状疱疹ウイルス」が引き起こす病気で、一度感染すると同ウイルスは体の中で長期間潜伏します。帯状疱疹は加齢、疲労、ストレスなど免疫力が低下した時に発症し、50歳代から発症率が高くなるといわれています。発症すると体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが帯状に生じ、症状は3~4週間続きます。また、帯状疱疹の皮膚症状が治まった後も長期間にわたって痛みが続く帯状疱疹後神経痛に移行することがあります。
助成内容
生ワクチン、不活化ワクチンのどちらかを一生涯に1度助成します。
市役所窓口での手続きは不要です。
医療機関にて接種費用(医療機関によって異なる)から助成額を差し引いた金額をお支払いください。
乾燥弱毒生水痘ワクチン(生ワクチン)
接種費用7,000円から1万円程度のうち、4,000円を1回助成
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)
接種費用2万円から3万円(2回合計4万円から6万円)程度のうち、1万円を2回助成