項目1:災害に備えて防災体制の強化を
近年、地震、豪雨や大雪など災害が多発している。こういった災害から市民の命を守るためには、国、自治体による災害対策はもちろんのこと、市民一人一人の災害に対する心構えや知識と備えが重要となっている。市が進める「定住都市むなかたの実現」のため、防災・減災対策により力を入れ、市民の生命と暮らしを守るまちづくりを推進することが求められていると考え、以下質問する。
(1)災害時の自衛隊派遣要請依頼、受入れ等について
①災害対策基本法第68条の2第1項には「市町村長は、当該市町村の地域に係る災害が発生し、又はまさに発生しようとしている場合において、応急措置を実施するため必要があると認めるときは、都道府県知事に対し、自衛隊法第八十三条第一項の規定による要請をするよう求めることができる」とあるが、具体的にどのような状況で、どのように県知事に要請を依頼するのか。
②災害が起きた際、通常の通信手段が使用できないおそれがあるが、どのような対策をしているのか。
③令和4年12月、市の主催で「みんなで知ろう!自衛隊」が宗像ユリックスで開催されたが、イベントの目的、状況、効果等は。
(2)防災士について
①「令和4年度 福岡県防災士スキルアップ研修」が開催されている。市内在住の防災士への周知、参加状況は。
②市は防災士へどのようなスキル、役割を求めているのか。また、防災士とコミュニティ運営協議会、自治会との関わりはどのようにあるべきと考えているか。
(3)防災マップは市民に風水害や地震に関する情報を提供し、災害に対して事前の備えを提供する重要なツールである。現在の防災マップの提供状況、今後の計画は。
(4)災害に備えた備蓄について
①市は災害対策でどのような備蓄を行っているか。また、避難所等に設置している防災倉庫にはどのような備蓄がなされているのか。そして、どのように維持管理しているのか。
②宗像市防災対策基本条例第5条第1項には「市民は、自助の理念にのっとり、平常時から防災に関する知識及び情報を収集することにより、防災知識及び防災意識の向上に努めるとともに、災害時における自己の安全の確保に努めなければならない」とあり、また、第2項(5)には「食品、飲料水その他の生活必需物資の備蓄」と明記されている。これを踏まえ、市は市民にどのように周知し、市民へ協力を求めているのか。また、具体的にどのような備蓄が望ましいのか。
議会だより令和5年第1回定例会号より引用